葛西氏(相川)のサイカチ |
・場 所:登米市東和町米谷字相川 ・踏 査:未踏査 ・樹 齢:400年、樹高:10m、幹周り:3m ・所有者: 指定状況:市天然記念物 46年 ・説 明:幹は高さ3mで3本に分岐し樹冠を広げ、樹肌は若々しく実も多く樹勢は良好 登米市内には民家の門前にサイカチの古木が多い。樹齢が約400年と大きさもほぼ同じ。これは、鎌倉・室町時代にこの一帯を統治していた戦国大名「葛西氏」に由来する。その17代晴信は豊臣秀吉の小田原征伐に参戦しなかったため、領地を没収される憂き目に遭っている。その後新領主の乱暴狼藉に抵抗して「葛西・大崎一揆」が勃発したが、伊達政宗による一揆討伐が行われ、葛西氏が没落した。しかし、葛西家遺臣たちは密かに「葛西勝つ」を合言葉に再興を誓い、その目印として門前に「サイカチ」の木を植えたと伝えられている。この葛西一族のサイカチ伝説は県北や岩手県に多く残っている。 文参照:登米地方振興事務所HP |